本州を中心に、日本列島の太平洋側で乾燥した天気が続いている。気象庁が全国約1300カ所に設けた降水観測施設のうち、400カ所弱で、15日までの30日間降水量が平年の10%未満しかなく、うち半分近くの場所では0ミリを記録したことがわかった。
気象庁が出した降水観測施設のデータから、朝日新聞が調べた。関東地方や静岡県などは、大半の観測場所で30日間降水量が0ミリだった。東京では乾燥注意報が史上4位の長さとなる33日間も継続して出ている。
気象庁によると、太平洋東部から中部にかけて海面水温が下がる「ラニーニャ現象」の影響などで、偏西風が南に蛇行。昨年12月中旬ごろから寒気が入り込みやすくなり、シベリア高気圧の勢力が西日本まで広がった。そのため、雨を降らせる低気圧の影響を受けにくくなっているという。
気象庁のまとめでは、12月中旬は近畿地方の太平洋側、山陽地方で降水が平年比0%となり、1961年からの統計史上最少。西日本全体でも平年比13%で過去2番目の少なさだ。東北地方の太平洋側も平年比20%で過去最少だった。12月下旬は九州が平年比11%で過去最少となった。1月上旬は東日本太平洋側が平年比7%で過去5番目の少なさとなった。