青森県六ケ所村で使用済み核燃料再処理工場を運営する日本原燃は3日、高レベル放射性廃液をガラスと混ぜて固める試験の準備段階で不具合が起きたため、試験開始時期を約1カ月延期し、3月上旬以降にすると発表した。試験終了の目標は予定通り今年10月としているが、達成は困難な状況だ。国の核燃料サイクル政策の見直し論議に影響を与える可能性もある。
不具合は、使用済み核燃料からプルトニウムやウランを抽出した後の高レベル廃液と、溶かしたガラスを混ぜる溶融炉で起きた。
試験準備として、放射性物質を含まない模擬廃液を混ぜたガラスを溶かし、炉の底部の出口から容器に流し入れようとしたが、1月25日に流れる速度が遅くなった。ガラスが固まって出口をふさがないよう、棒で攪拌(かくはん)するなどしたが、流速は回復しなかった。