東京都教育委員会は9日、3年間で卒業することを前提にしない全日制普通科高校の開設の検討に入った。「焦らずじっくり力をつける」ことを目標とし、学力が不十分なまま卒業するのを防ぎつつ、留年がきっかけで中途退学するのを防ぐねらいだ。「公立高では全国的に例がない取り組み」としている。
現状では、授業について行けず留年すると、年下の生徒ばかりのクラスになじめず、退学するケースが少なくない。一方で、学校側が進級を優先するあまり、学力不足のまま卒業する生徒が少なくなく、結果的に就職も進学もしないケースも目立つ。
そこで、3年で卒業できなくても勉強を続けやすい新たな形の高校作りを始めることにした。留年した生徒だけを集めたクラスの設置など、柔軟なクラス編成について検討する。