「天望デッキ」に「天望回廊」……。5月22日の開業まで約100日、東京スカイツリー(634メートル、墨田区)の各施設の名称や展望台の演出内容が明らかになった。東武鉄道と東武タワースカイツリー社が9日発表した。展望台には景色を紹介する大型モニターを設け、来場者が上れる最高到達点は床面にLED(発光ダイオード)を使って幻想的な空間をつくる。
地上から展望台までを、バーチャルリアリティー(仮想現実)映像で初めて公開した。展望台に向かうエレベーター「天望シャトル」には、地元墨田区のデザイナー高橋正美さんが手掛けた、桜や隅田川などをテーマにしたパネルを設置する。
高さ350メートルの第1展望台は「天望デッキ」、450メートルの第2展望台は「天望回廊」という名称に決まった。「天望デッキは広々としたデッキを連想させ、天望回廊はぐるりと囲む空中回廊を備えることから」と東武タワー社。
天望デッキでは、大型モニター「東京時空ナビ」を東西南北に計4基設置し、一望できる景色を分かりやすく解説。3層構造の最も下のフロアのガラス床からは、真下を見ることができる。
さらに高い天望回廊に上ると、展望台の最高到達点451.2メートルにあるのが「ソラカラポイント」。床面のLEDで大空の広がりなどを演出する。
スカイツリーは今月29日に完成し、5月14〜17日に開業式典や祝賀行事を行う。開業前には墨田区民を対象に、展望台への内覧会を予定しており、区と協議しているという。
また、東武鉄道は親しみやすいよう、伊勢崎線の浅草、押上両駅と東武動物公園駅を結ぶ路線の愛称を「東武スカイツリーライン」にする。導入は最寄りの業平橋駅を「とうきょうスカイツリー駅」に改称するのに合わせ、3月17日から。同駅は4月20日に改装オープンする予定だ。
(黒川和久)