東日本大震災から1年を前に、朝日新聞社は1月下旬から2月中旬、福島大学の今井照研究室と共同で東京電力福島第一原発事故による避難住民への聞き取り調査をした。震災前の自宅に戻る意欲を持ち続けながらも、早期の帰還に不安を抱いたり、除染の難しさからあきらめの気持ちが芽生えたりする人が目立った。
3度目の調査になる今回は、震災前に住んでいた地域に「戻りたい」「できれば戻りたい」と答えた人が合わせて58%。第2回調査の65%より減った。
「5年後の生活はどうなっているか」という質問には、「これまでと違った新しい生活」との回答が5割、「いまと同じような避難生活」が3割。安心した帰還が見通せず、別の場所での生活を視野に入れる人が増えている。