社会保険庁は10日、昨年4月から12月までの自己都合による退職者が450人に達したと公表した。04年度の2倍以上にあたり、退職者増加で、昨年末での社保庁定員1万6822人に対し、欠員は約5%の871人になっている。特に首都圏の社会保険事務局での欠員が目立ち、業務への影響が心配されている。
この日の自民党の会合で社保庁が示した。自己都合の退職は02年度は132人だったが、年金記録の「のぞき見」や裏金づくりが発覚した04年度に190人に急増し、それ以降も増え続けた。社保庁への厳しい批判や、10年1月に新組織に移行する際にも再就職できない職員が出ることが影響しているとみられる。
特に千葉社会保険事務局は、定員437人に対して、21%にあたる91人の欠員となっており、神奈川が19%、埼玉が15%の欠員となっている。このため職員が残業・休日出勤を重ねたり、記録問題への対応で社会保険労務士の応援を得たりしてしのいでいるという。
社保庁では欠員を補うため、4月から新規採用の職員80人を内定。さらに3月初めから、中途採用の職員330人を募集している。