75歳以上の高齢者を対象に4月スタートした後期高齢者医療制度で、保険料を年金から天引きする通知書が、2月に亡くなった佐賀県唐津市内の女性(当時99)宅に届いていたことが遺族の話で分かった。同市は、1〜3月に亡くなった人や市外へ転居した人ら約200人についても同様に今月分の天引きを止められない恐れがあるとしている。
唐津市保険年金課によると、女性は2月2日に死去していたが、今月15日に給付される女性の2月分の年金から保険料が天引きされる恐れがあるとしている。市ではこの人を含め他の約200人について、今月2日に保険料額通知書を送る際、天引きしてしまった場合は市が2、3カ月後をめどに還付するとの案内文を作って同封したという。
佐賀県後期高齢者医療広域連合によると、この制度では、県内の各市町が昨年12月末に保険料の天引き予定者のデータを作り、県国保団体連合会などを経由して社会保険庁に転送。このデータをもとに4月に給付する年金から天引きすることになっている。しかし、死亡や転居した人の情報は2カ月に1度しか更新しないため、他市町でも同様に1〜3月に亡くなった人の保険料を天引きしてしまうミスが起こりうる、という。