エスカレーター急停止、倒れ11人けが 名古屋の地下鉄2008年05月09日12時26分 9日午前8時10分ごろ、名古屋市中区錦3丁目の市営地下鉄桜通線久屋大通駅構内の上りエスカレーターが突然とまった。緊急停止した衝撃やエスカレーターが逆回転したことで乗客が次々に重なるように倒れ、11人が市内の病院に運ばれた。いずれも軽傷という。愛知県警中署が原因を調べている。
署によると、事故があったのは桜通線のホームから名城線金山方面ホームに上る長さ19メートル、高さ約9メートルのエスカレーター。当時エスカレーターの左側に20人ほどが列をなし、右側を5人ほどが歩きながら上っていた。エスカレーターが突然とまったため、乗客が体勢を崩し、後ろ側に次々に倒れたという。 けがをしたのは25歳から59歳の男性9人と26歳と27歳の女性2人。倒れた際に頭を切って血を流す人もいたという。 名古屋市交通局によると、エスカレーターは緊急停止した後、わずかに逆回転したという。乗客のひとりは「エスカレーターが急に下がり始めたので人が倒れてきた」と話す。同局は大勢の乗客の重みでブレーキが緩み、エスカレーターが逆回転したとみている。 事故当時はラッシュアワーと重なり、構内は騒然となった。 署によると、エスカレーター最上部の降り口の床板に、ごみなどの異物の侵入を防ぐためのくし状の長さ約6センチの突起が横向きについているが、その2本が折れていた。うち1本は最下部付近で見つかったほか、踏み板の一部が変形していた。このため、折れた突起がエスカレーターの踏み板に挟まったまま内部を回転したことで踏み板が変形し、異常を感知したとみられる。 くし状の部分は月1回の定期点検で毎回取り換えており、前回点検の4月9日から1カ月がたっていた。午前5時ごろに駅員が点検した時点で異常はなかったという。 今池管区駅の神野増弘首席助役によると、エスカレーターは通常、ゆがみなどで衝撃が加わるととまる仕組みだという。 このエスカレーターは、交通エンジニアリング(名古屋市)が定期点検を行っており、9日はちょうど、定期点検の予定日だった。エスカレーターの製造会社である日本オーチス・エレベータ(東京都中央区)広報室によると、事故が起きたエスカレーターは89年3月ごろに製造され、同年9月に設置された。 PR情報この記事の関連情報社会
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