印刷会社で働いていて胆管がんになった人や遺族から労災請求が相次いだ問題で厚生労働省は21日、新たに大阪の30代男性1人を労災と認定することを決めた。この日の専門家検討会が、仕事と病気の因果関係が強いと判断した。
男性が勤めていたのは、大阪市中央区の印刷会社「SANYO(サンヨー)―CYP(シーワィピー)」。同じ会社で働いていた20〜40代の16人(労災請求時で7人死亡)はすでに3月、労災認定されている。申請の時期がほかの人より遅い今年2月だったため、手続きが遅れていた。
この日の検討会は男性について、16人と同じように印刷機に使われる洗浄液に含まれる化学物質「1、2ジクロロプロパン」に高濃度で長い時間さらされたことが発症の原因になった可能性があると結論づけた。