現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 社会
  4. その他・話題
  5. 記事

新幹線の技術生かす、重さ1キロのアルミ製バイオリン

2009年5月29日5時56分

写真:不思議な音を奏でるアルミ製のバイオリン。左奥は昨年作られたチェロ=28日、山口県下松市、藤脇正真撮影不思議な音を奏でるアルミ製のバイオリン。左奥は昨年作られたチェロ=28日、山口県下松市、藤脇正真撮影

 山口県下松市の板金加工会社、山下工業所がアルミ製のバイオリンを完成させた。長年、新幹線の先頭部分「オデコ」を製造してきた技術力を生かし、職人がハンマーで胴体の曲線を打ち出した「名器」だ。

 モデルにしたのは「三大ストラディバリウス」の一つとされる1716年製の名器。英国の博物館から現物の寸法測定図を入手してつくった。木製ほど音色に伸びがないものの、「不思議ないい音がします」と演奏した三好真樹子さん(29)。ただ、重さが約1キロと普通のバイオリンの倍なので「1曲弾くごとに休憩がいります」。

 同社は63年の創業以来、新幹線の先頭車両を330台以上つくってきた。07年に「ものづくり日本大賞」の特別賞を受賞、昨年は職人が「現代の名工」に選ばれた。

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内