【動画】障害者のかわいい雑貨たち=高橋正徳撮影 |
【阿久沢悦子】障害のある人がデザインした「かわいい雑貨」が市場を広げている。独特のセンスが注目され、雑貨を紹介するカタログ本もできた。
NPO法人「エイブルアート・カンパニー」(本部・奈良市)は、主に知的障害のある芸術家の作品を文房具やバッグ、靴下などの商品にして百貨店などで販売する。公募で選んだ73人の6800点の画像を保存し、メーカーと組んで生産する。
デザイン料として3割が障害者の収入になり、多い人は年40万〜50万円。福祉作業所の平均工賃16万円(2011年度、厚生労働省調べ)の3倍前後になる。
奈良市のライター太田明日香さん(31)は2年前、アルバイトで同法人の商品を販売した。高校生らが「かわいい」とはしゃぐ姿を見て、「もっと世の中に広めたい」と感じ、ライターの伊藤幸子さん(33)とガイド本「福祉施設発! こんなにかわいい雑貨本」を出した。ポップな色づかいやユーモラスな絵柄のバッグや小物など約60施設の約180点を紹介する。
2人は「雑貨の豊かな風合いを知れば、障害者の世界が身近になる」と口をそろえる。巻末に施設とショップ一覧つき。税込み1575円。問い合わせは西日本出版社(06・6338・3078)。