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08年出生率1.37、3年連続増 歯止めはかからず

2009年6月3日16時26分

図:主な国の合計特殊出生率の推移拡大主な国の合計特殊出生率の推移

 女性1人が生涯に産む子どもの平均数を示す合計特殊出生率が08年は1.37で、前年を0.03ポイント上回ったことが、厚生労働省が3日発表した人口動態統計で分かった。05年に1.26と過去最低になって以来、3年続けて上がっている。20代女性の出生率は横ばいだったが、30代の上昇が全体を押し上げた。

 ただ、人口に占める若年人口(0〜14歳)の割合は減り続けており、少子化の流れに歯止めはかかっておらず、今後も人口減少が進む状況に変わりはない。

 出生数(国内で生まれた日本人の子どもの数)は109万1150人で、前年より約1300人増えた。20代〜30代前半の女性の出産は減ったものの、30代後半での増加が目立った。都道府県別では、最も高いのは沖縄1.78、宮崎1.60、鹿児島1.59と続いた。最も低いのは東京1.09、次いで北海道1.20、奈良と京都が1.22だった。

 死亡数は約3万4千人増の114万2467人。高齢化が進み、戦後統計を取り始めた1947年以降で最多となった。死亡数から出生数を引いた「自然減」は5万1317人で、初めて自然減となった05年以降で最大だ。

 結婚の増加は出生数の増加につながるとされるが、婚姻は前年より約6300組多い72万6113組。平均初婚年齢は夫30.2歳、妻28.5歳。離婚数は25万1147組で、前年より約3700組減った。

 「人口を維持できる水準の出生率」は2.07とされる。3年続けて上がっているが、現在の水準の出生率が続けば、2世代後の人口は約4割、3世代後は3割にまで減ってしまう。

     ◇

 〈合計特殊出生率〉 その年の15〜49歳の女性たちが産んだ子どもの数をもとに、1人の女性が生涯に産むだろうと想定される子どもの数を算出したもの。人口を維持できる水準の2.07と比較することで、日本の人口が長期的に増加傾向にあるか減少傾向にあるかの目安になる。

 各国の出産の傾向を比較する際の指標としても用いられる。先進諸国の中で日本は低水準だ。

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