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聖トマス大、来年度から学生募集停止 兵庫(1/2ページ)

2009年6月7日2時25分

写真:来年度から学生募集を停止する聖トマス大学=6日午前、兵庫県尼崎市来年度から学生募集を停止する聖トマス大学=6日午前、兵庫県尼崎市

写真:来年度から学生募集を停止する聖トマス大学=6日午前、兵庫県尼崎市来年度から学生募集を停止する聖トマス大学=6日午前、兵庫県尼崎市

 入学者の大幅な定員割れが続いていた聖トマス大学(兵庫県尼崎市)を運営する学校法人英知学院(同)は、来年度からの学生募集停止を決めた。現在の1年生が卒業する2013年3月末まで運営するが、統合・譲渡先が見つからなければ閉校する可能性もあるという。文部科学省によると、他大学との統合などを除いて4年制大学の閉校は過去1例しかなく、募集停止は近畿で初めて。

 聖トマス大学は6日午後1時から保護者説明会を開き、小田武彦学長らが募集停止について説明した。

 1963年に英知大学として開学し、07年度に現名称に変更した。近畿で唯一の男女共学のカトリック系大学。人間文化共生学部のみで、英語や宗教文化の教育で知られる。大学院には宗教文化、英語学英米文学の両専攻がある。現在は大学と大学院で計約600人が学ぶ。

 大学によると、募集定員250人に対し、入学者は08年度が78人、09年度が110人。08年度に幼稚園と小学校の教員免許を取得できる人間発達科学科を新設したが受験生離れは止まらず、09年度の入学者のうち日本人は65人で、海外からの留学生が4割を超えた。

 大学関係者によると、累積赤字は今年3月時点で約20億円。「時代のニーズを考えて学科の改組も進めたが、思った以上に受験生が集まらなかった」と話す。

 日本私立学校振興・共済事業団によると、入学金や授業料などは私大の総収入の4分の3を占める。大幅な定員割れは経営の圧迫要因だ。

 背景には「大学全入時代」の到来がある。少子化が進み、えり好みしなければ誰でも大学に入れる状況になりつつあり、08年度は大学の定員総数約57万人に対し、志願者総数は約67万人だった。

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