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レッドデータブック誤り多数 熊本県、回収し再発行へ

2009年6月14日22時42分

 熊本県が11年ぶりに改訂し、4月に公表した「レッドデータブックくまもと2009(熊本県の保護上重要な野生動植物)」に誤りが多数見つかった。230万円かけて印刷した300部を回収し、刷り直して7月ごろに再発行することになった。

 レッドデータブックは絶滅の恐れがある県内の野生動植物を危険度に応じて分け、現状や減少原因などを解説した。県希少野生動植物検討委員会(会長=内野明徳・熊本大大学院教授)が調査して98年に初版本を発行し、今年4月末に改訂本を発表した。

 ところが、改訂本を受け取った執筆者らが5月に誤りを指摘。県自然保護課が調べると、学名の誤記の他に、海洋生物について記した80ページの半数以上で誤りなどがあった。イルカの一種スナメリの「生息環境」と「生息状況」の欄に、ヒメアカガイについての記述が載っていたという。

 自然保護課は執筆者と電子データで原稿をやりとりしたが「やりとりするうち、データの順番が前後してしまった」という。原稿は印刷前に点検するはずだったが「08年6月の締め切りに原稿が集まらず、今年3月までかかった。改訂本の刊行は08年度事業で、会計上の制約があり、刊行を次の年度に延ばせなかったため、校正する余裕がなかった」と説明している。

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