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家族93人世に送り、113歳大往生 最後の言葉は…(1/2ページ)

2009年6月20日12時50分

 「93人もの家族を残してくれた、誇れるおやじ。楽になったなあ、と声をかけてあげました」。ギネスブックで男性の世界最高齢と認定されていた田鍋友時(ともじ)さん=宮崎県都城市今町=が亡くなった。113歳と9カ月。19日午前、一緒に暮らしていた五男の本時(もとおり)さん(68)、フヂ子さん(62)夫妻らに見守られながら、眠るような大往生だったという。

 本時さんらによると、田鍋さんは5月中旬ごろから食事がのどを通らなくなり、体調を崩していた。本人の希望で自宅での療養を選んだが、10日ほど前からは声も出ず、水も飲まなくなっていたという。ひげをそってあげた本時さんに「どこの床屋さんですか」と話しかけたのが、最後の言葉になった。

 田鍋さんは1895(明治28)年9月18日、都城市で生まれた。同市役所で土木技師として働いた後、40代から農畜産業に従事した。89年に92歳で亡くなった妻スギさんとの間に5男3女をもうけ、孫は25人、ひ孫53人、玄孫(やしゃご)7人。8人の子どもを含め全員が健在という。棺には、100歳の記念にと孫から贈られ、常に身につけていたというお気に入りの腕時計が納められた。

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