2009年6月25日20時52分
銅像設置のために切り崩された公園ののり面。原状回復する作業が続いていた=25日、福井県あわら市山室
福井県あわら市の県の公園に、元県議(84)が県の許可を得ずに自分の銅像を設置する工事に着手し、県や公園を管理する同市から工事中止と原状回復を求められていたことが、県などへの取材でわかった。元県議は「自分が努力して作った公園だから」と話していたという。
同市教育委員会スポーツ課によると、元県議から今月、市内の公園「トリムパークかなづ」に銅像を建てる許可を県から得たと連絡があった。15日から業者による工事が始まり、のり面約20平方メートルが切り崩されて整地され、コンクリートの基礎ができた。この時点で、同市が県三国土木事務所へ問い合わせて、県が許可していないことがわかり、24日午前中に工事中止と原状回復を要請したという。
元県議の妻(80)によると、元県議は「自分が努力して公園にしたのだから、銅像を建てたい」と日ごろから話し、腰から上の実寸大の銅像2体を作って準備していたという。
同市は「本人から話があった時点で県へ確認すべきだった」と反省している。