「一見(いちげん)さんお断り」の文化がある京都の花街。芸舞妓(げいまいこ)さんと「お座敷遊び」をするのは、一部の男性だけのイメージだった。ところが、最近女性に人気が出ているという。
6月中旬、料亭旅館「祇園畑中」(京都市)。お座敷から三味線の音や歌声、かけ声が響いていた。
「金毘羅船々(こんぴらふねふね)、追風(おいて)に帆かけてシュラシュシュシュ……」「トラトーラトーラトラ」。ジェスチャーつきのじゃんけん遊び「とらとら」や道具をつかって反射神経を競う「金毘羅船々」といったお座敷遊びを、女性たちが芸舞妓と楽しんでいた。この日の参加者は26人中16人が女性。
祇園畑中は、市観光協会と共催で2008年から、京料理と芸舞妓による京舞の鑑賞、お座敷遊び体験を1万8千円で始めた。外国人客を想定していたが、「疑似お茶屋体験」ができるとあり、日本人にも人気で、半分以上が女性という。旅館のマネジャー、川野圭さん(28)は「女性同士お話も合うようです」。