2009年7月1日13時6分
断続的に降る強い雨で、通勤する人たちの足元がかすんで見えた=1日午前8時31分、福岡市博多区、金川雄策撮影
梅雨前線の活動が活発になり、九州・山口で1日朝、激しい雨が降った。福岡県二丈町や佐賀市などで土砂崩れが発生し、交通機関も乱れた。梅雨前線は1日夜にかけて九州南部まで南下する見込み。
福岡管区気象台によると、九州北部に発達した雨雲がかかり、福岡県篠栗町で同日午前7時20分までの1時間に63.5ミリの強い雨を観測した。
同県二丈町福井で町道わきの土砂が崩れて道路がふさがれ、一部の集落が孤立。福岡市では県道の志賀島循環線(東区)が土砂崩れで片側通行止めになり、海の中道アイランド線(同)も冠水で一時通行止めになった。同県粕屋町大隈では1日午前7時20分ごろ、約1メートル冠水した町道で福岡市南区の男性(50)の乗用車が立ち往生し、駆けつけた警察官に救助された。けがはなかった。
福岡県災害警戒本部によると、床下浸水や土砂崩れのため、同県添田町、田川市、行橋市で、計4世帯6人が近くの公民館やデイケア施設、親類宅などに自主避難した。
佐賀市富士町の市道では幅3メートル、高さ3メートルほどにわたってのり面が崩壊したが、けが人はなかった。佐賀県内では玄海町と武雄市で計2世帯4人が自主避難した。
山口県下関市では汐入川がはんらんする恐れがあるとして、近くの男性(73)が6月30日夕から、近くの公民館に自主避難。市内や同県長門市の県道の一部は通行止めになっている。
JR九州によると、福岡県内の筑肥線や筑豊線、佐賀県内の唐津線などが運行を一時見合わせた。山陽新幹線も大雨のため博多―小倉間で午前7時過ぎに約25分間運転を見合わせ、最大15分の遅れが出た。JR西日本によると、山口県内のJR宇部線と小野田線も全線で運休した。