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ケニア人駅伝留学生、相次ぎ失踪 愛知・岐阜の2高校

2009年7月3日19時7分

 駅伝選手として活躍していた愛知県の私立豊川高(豊川市)のケニア人女子留学生が今年4月に、岐阜県の私立中京高(瑞浪市)のケニア人男子留学生が07年9月に、それぞれ失跡していたことが2日、わかった。2人とも全国高校駅伝の出場経験がある選手だったが、学校を退学や除籍になっている。

 豊川高では、女子駅伝部に所属していたケニア人の女性(17)が、3月末に退学処分になった後、行方不明になっている。

 同高によると、女性は出席日数が足りないなどの理由で退学になった。帰国する意思を見せており、学校側は航空機のチケットを用意して4月下旬、空港まで車で送ろうとしたが、女性は乗らずに姿を消したという。翌日、同高を訪れ、帰国する意思がないと告げたという。連絡先は明かさず、行方がわからなくなっている。

 同高の教員らは一時、行方を捜したが見つかっていない。女性は国内にいるとみられるという。

 同高は、昨年12月にあった全国高校駅伝の女子で創部3年目で初優勝しており、女性は2年生として出場し、優勝に寄与した。

 中京高では07年秋、陸上駅伝部に当時所属していたケニア人の男性(20)が失跡した。05年春に来日し、同年と翌年の12月には全国高校駅伝に出場していた。

 同高によると、男性は07年9月、行方がわからなくなった。卒業後の実業団入りを目指していたが採用されず、学校側は帰国させる方針だった。

 学校側は県警に捜索願を出すなどして捜したが見つからず、除籍処分にした。今年4月上旬、名古屋市内で盗難自転車に乗っているところを警察官に職務質問され、所在が分かったという。

 和田尚教頭は「学校や部内でのトラブルはなかった。本来、3年間で卒業させてあげなければならなかった。その点は申し訳ないと思っている。この件で留学生選手全体のイメージが悪くならないでほしい」と話している。

 全国高等学校体育連盟陸上競技専門部の藤井正俊部長(都立富士高校長)によると、連盟への正式な報告はなかったという。「各学校の経営判断もあったかとは思うが、願わくば報告してほしかった」と話し、今月中に開く予定の常任委員会で議題にして、今後の対応について話し合う予定だという。

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