現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 社会
  4. その他・話題
  5. 記事

丹波竜マスコットの金塊像、計画は幻に 兵庫・丹波市

2009年7月4日7時17分

写真:丹波竜のマスコットキャラクター「ちーたん」。金塊像作りは撤回された=1月、兵庫県丹波市、土井写す丹波竜のマスコットキャラクター「ちーたん」。金塊像作りは撤回された=1月、兵庫県丹波市、土井写す

 丹波竜をモデルにしたマスコットキャラクター「ちーたん」の金塊像を作る兵庫県丹波市の計画が幻に終わった。国からの交付金約1億3670万円をあてる予定だったが、市議会から「市民の理解が得られない」と反発を受けた辻重五郎(つじ・じゅうごろう)市長が3日、提案を撤回した。

 国内最大級の植物食恐竜・丹波竜の化石発掘現場がある地元を全国にアピールするため市は先月30日、地域活性化・経済危機対策臨時交付金による金塊像作りを盛り込んだ補正予算案を市議会に提出。今秋以降に市内の美術館で展示する意向を示した。だが、「緊急経済対策の交付金でなぜ金塊像なのか」「セキュリティー面で課題が多い」と批判が噴出し、今月1日の市議会総務常任委員会で補正予算案は否決されていた。

 3日の本会議では金塊像撤回を条件に補正予算案を可決。予算は「丹波竜を生かしたまちづくり」に使うが、具体的にはこれから検討するという。辻市長は「地域の振興・再生の戦略として考えたが、理解が得られなかった。今後は金塊像に勝る活性化策を考えたい」という。

 丹波竜の化石発見者の一人、村上茂さん(64)=丹波市在住=は「恐竜をかたどった像ならまだしも、なぜマスコットを金塊像にするのかわからなかった。撤回してくれてよかった」と話した。(土井敦夫)

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内