北海道東部の小型船(10トン未満)のサンマ流し網漁が8日解禁され、9日朝、釧路港などに初水揚げされた。不漁だった昨年の走りに比べ、量はやや持ち直したが、セリ値は高め。釧路市内では1匹500円と、昨年の3割高で店頭に並び、庶民の味は高値のスタートになった。
昨年のサンマ水揚げ日本一の根室市花咲港には13隻が入港。小型、中型のサンマが約2・5トン水揚げされた。約5トンが水揚げされた釧路港は小型が多かった。10日に東京、名古屋などの市場に出荷される見通し。
漁業者を悩ませるのが、円安などによる燃料の高騰だ。漁船が使うA重油はこの日、1リットルあたり約94円。漁協の担当者は「1リットル60円台でないと採算が合わない」といい、解禁当初の出漁を見合わせた船も多い。釧路に水揚げした船員は「燃料高で、あちこち群れを探して回ることは難しい。仲間の船と連絡を取りあって効率良く取らないと苦しい」と話した。