東京電力は11日、福島第一原子力発電所2号機の2、3階の様子を国産ロボットが写した写真を公開した。2、3階の様子が分かったのは初めて。東電は「がれきの散乱もなく大きな損傷は見られない」というが、検出された放射線量は最大で毎時50ミリシーベルトと高く、現場作業は難しそうだ。
東電は2号機から放出されている放射線量を測るために、8日に千葉工大などが開発したロボット「Quince(クインス)」を投入した。2階の放射性セシウム134をふくむちりやほこりは、1立方センチあたり0.13ベクレルで、作業員がマスクをつける基準から65倍高かった。セシウム137も47倍高かった。2、3階は今後、格納容器の計器類の調整・設置などの際に人が立ち入る可能性もあるという。
この周りの放射線量は毎時50ミリシーベルトで、今回測った1〜3階の9カ所のなかで最も高かった。東電は「測定結果をふまえながら改善していきたい」としている。(杉本崇)