名古屋市の市立中学2年の男子生徒が転落死した問題で、市は18日、真相解明のために発足させる第三者検証委員会の委員に、1994年にいじめを苦に次男が自殺した愛知県西尾市の大河内祥晴(よしはる)さん(66)の選任を検討していることを明らかにした。
岩城正光副市長は「男子生徒のご家族の気持ちを代弁できる方に入っていただきたいと思い、大河内さんに打診した」と話した。委員には大学教授や弁護士の選任も検討していて、来週中に委員を決め、7月中にも初会合を開く方針だ。
大河内さんは、次男で中学2年だった清輝(きよてる)さん(当時13)を亡くして以降、「息子の死を無駄にしたくない」と、西尾市のいじめ相談員を務め、各地で講演活動をしてきた。
第三者検証委員会では、いじめの有無も含め、男子生徒が死に至った原因を解明し、再発防止策を検討する。