放射性セシウムで汚染された稲わらを食べ、市場に出荷された可能性がある牛の数が、また増えた。福島県だけでなく、宮城県の業者が販売したわらの汚染も相次いで分かり、使った農家が広がっている。
福島県では、新たに5市1町の7戸から出荷された計411頭が汚染わらを食べていた可能性が判明。このうち383頭は、同県須賀川市の畜産業者が育てていた。「宮城県から仕入れたわらで、汚染されているとは夢にも思わなかった」。社長(65)は驚いた様子で話した。
同市の牧場だけでも約2600頭の肉牛を飼育している大規模経営。原発事故後、宮城県栗原市の仲介業者からわらを購入して牛に食べさせてきたが、「何頭が問題のわらを食べたかはわからない」という。