成年後見制度利用者の選挙権を認めなかった公職選挙法の規定は憲法違反だとして、国に選挙権があることの確認などを求めた訴訟が18日、札幌地裁で和解した。同様の訴訟は東京、さいたま、京都でも和解、4訴訟すべてが終結した。
札幌の訴訟の和解は、国側が原告の神聡(じんさとる)さん(53)=札幌市清田区=に選挙権があることを認め、原告側が慰謝料100万円の賠償請求を取り下げることで成立。長谷川恭弘裁判長は、神さんに「本当に良かったですね。選挙権が大事だということも、みんなに知らせてくれたと思います」と語りかけた。
公職選挙法の規定は5月の法改正で削除され、今回の参院選では後見人が付いた人の選挙権が回復している。