【山田知英】世界文化遺産・富士山の山頂(3776メートル)で、静岡県が18日、茶や地酒、肉類などの県産品を貯蔵し、味や品質の変化を確かめる実験を始めた。低温、低圧、低酸素の下で熟成し、味に深みやまろやかさを加える狙いがある。
県東部農林事務所の職員が午前11時、山頂にある気象庁の富士山特別地域気象観測所(旧富士山測候所)の一室に、御殿場市や菊川市の茶約15キロ、伊豆山中で捕獲したシカや富士山麓(さんろく)で育てた牛の肉計約12キロ、県産の酒米「誉富士(ほまれふじ)」で造った日本酒約52キロ、米約16キロを運び込んだ。8月27日までの41日間と、来年7月までの1年間との二つに分けて貯蔵。おいしくなれば「富士山頂熟成商品」として売り出したい考えだ。