【佐藤仁彦】計6千万円超の詐欺被害に遭ったという長野県在住の70代女性が県警に被害を相談した際に「投資の損は自己責任」などと言われ、その後も告訴状を受け取ってもらえなかったことがわかった。県警は「不適切な対応があった」と女性に謝罪し、詐欺容疑で捜査を始めた。
女性の弁護士によると、女性は約10年前にあった健康食品を巡る全国的な詐欺事件の被害者。2年前の7月から男の声で「出資すれば配当金が出て、損を取り戻せる」と電話が来るようになり、1カ月半で複数回にわたって計約1200万円を送金したという。
だまされているのではないかと不安になった女性は昨年春、飯田署に相談したが、「投資の損は自己責任。弁護士に相談しては」と言われた。その後も、見知らぬ男らからの連絡は続き、振り込みや手渡しで金を払い続けた。