【大岩ゆり、小池竜太】原子力規制委員会は19日、原発事故による甲状腺被曝(ひばく)を防ぐ安定ヨウ素剤の具体的な準備や服用方法を公表した。服用対象が40歳未満から全年齢になる。朝日新聞社がヨウ素剤を備蓄すべき21道府県に調査して集計したところ、いま備蓄している安定ヨウ素剤の約2・3倍にあたる延べ1700万人分が必要だと予想された。
改定された原子力災害対策指針では、原発30キロ圏内の自治体にヨウ素剤の備蓄が義務づけられた。チェルノブイリ原発事故などで40歳以上も甲状腺がんが増えるとの報告があることから、40歳以上も希望者は服用できることにした。5キロ圏内の住民には医師らが服用方法や副作用を説明した上で事前に配布する。