20日午前8時ごろ、富士山の山頂から「男性の具合が悪くなり、急に倒れた」と110番通報があった。東京都杉並区の自営業の男性(44)で、意識不明だったが、静岡県警の山岳遭難救助隊員らがブルドーザーで五合目に搬送中、死亡が確認された。1日の富士山の山開き後、登山者の死亡は初めてとみられる。
県警富士宮署によると、男性は仲間3人と一緒に19日午後2時ごろから、静岡県の須走登山口から登り始めた。20日午前0時ごろに登頂。ご来光に備え、約4時間の仮眠を取った後、火口の周りを巡るなどし、最高地点の「剣が峰」(3776メートル)での写真撮影中に倒れた。
男性は十数年の登山経験があり、装備も整っていたという。署は、男性が十分に時間をかけて登山し、登頂後にも休んでいることから、いわゆる「弾丸登山」にはあたらないとしている。持病の有無などを含めて死因を調べている。