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高血圧薬の論文不正、元社員関与の疑い指摘 評価機構

 【今直也】高血圧治療薬ディオバン(一般名・バルサルタン)をめぐる研究論文の不正問題で、専門医らでつくる「NPO法人臨床研究適正評価教育機構」(桑島巌理事長)は20日、「データの改ざんと断定せざるを得ない」とする見解を発表した。販売元のノバルティス日本法人の元社員がデータ操作に関与したことが最も疑われると指摘した。

 京都府立医科大が「データに操作が認められた」とする調査結果を発表したのを受け、同機構が記者会見した。

 同医大の臨床研究で患者データを判定する会議のメンバーに同機構が聞き取りをしたところ、「一切の不正はない」と回答したという。同機構は「この会議とは別のところでデータが操作された可能性が高い」と言及。「元社員は事務連絡係としてデータを操作しうる状況にあった可能性が高い」としている。ノバルティス社に対し、第三者を交えた調査委員会で、元社員や上司の調査を徹底することを求めた。

 桑島理事長は「学術論文なので、臨床試験のチェックなどを怠った(同医大の)元教授の責任も重い」と話した。

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