21日午後0時55分ごろ、兵庫県豊岡市のコウノトリ但馬空港で、小型飛行機が滑走路(約1200メートル)をオーバーランし、空港のある高台から約40メートル下の山林に落下した。操縦していた司法書士の山口博行さん(64)=福井県越前市=が鼻骨を、会社役員の嶋田啓司さん(64)=福井市=が肋骨(ろっこつ)を骨折する重傷、越前市の男性(72)が軽傷を負った。
豊岡南署などによると、小型機は福井空港(福井県坂井市)から観光目的で鳥取空港(鳥取市)に向かっていたが、離陸約40分後、操縦士がエンジントラブルで但馬空港に緊急着陸を要請した。小型機は着陸を試みたが止まり切れず、滑走路から約100メートル離れた道路のガードレールに車輪部分を接触。さらに約3メートル先にある転落防止柵を越え、空港のある高台の端から飛び出した。
事故で滑走路が約3時間閉鎖されたが、唯一の定期便である大阪(伊丹)―但馬間の往復便に影響はなかった。国の運輸安全委員会は22日、航空事故調査官を派遣し原因を調べる。