【岡崎明子】日本小児アレルギー学会は、食物アレルギーの子どもに注射薬「エピペン」を打つべきタイミングを逃さないための症状の一覧表を作成し、24日公表した。昨年12月に東京都調布市で小学5年生の女児が亡くなった事故をきっかけに、作業班を立ち上げ検討してきた。
アレルギーなら給食おかわり禁止 女児死亡受け調布市日本や欧米のガイドラインなどを参考に、エピペンを打つべき症状として「声がかすれる」「唇や爪が青白い」など13の症状を挙げた。患者や家族への説明のほか、今後作成される保育園や幼稚園、学校向けのガイドラインなどは、この表に基づき検討する。
食物アレルギーが重症の場合、誤って食品を食べると「アナフィラキシーショック」と呼ばれる重い症状が全身に出て、生死にかかわる。30分以内にエピペンを打つなど適切に対応すれば、多くの場合助かる。
作業班委員長の国立病院機構相模原病院・海老澤元宏医師は「エピペンはほとんど副作用がない上、威力は強い。一つでも症状が出たら、迷わず打って欲しい」と話している。同学会のウェブサイト(http://www.jspaci.jp/)で見られる。