【動画】JR豊肥線復旧工事ほぼ終わる=野中正治撮影 |
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【野中正治】昨年7月の九州北部豪雨で不通が続いてきたJR豊肥線の宮地(熊本県阿蘇市)―豊後竹田(大分県竹田市)の復旧工事がほぼ終わり、25日、報道陣に公開された。JR九州は、約1年1カ月ぶりに8月4日から全線で運転を再開する予定だ。
同区間は計99カ所が被害を受けた。阿蘇市一の宮町坂梨の願成就(がんじょうじゅ)トンネル付近では線路を支える築堤が流され、線路が宙づりになった。同市一の宮町坂梨滝室と波野を結ぶ坂の上トンネル(2283メートル)は、流れ込んだ水でレールや枕木が押し出され、レールがとぐろを巻いたような状態になった。
工事は24時間態勢で進められた。願成就トンネル付近の盛り土の築堤だった部分は、線路の下にコンクリート枠(高さ約7メートル、幅13メートル)を設け、山側から水や土砂が流れ込んでも崩れにくくした。レールがとぐろを巻いた場所は、枕木を木製からコンクリート製にして線路の基礎部分も強化した。
JR九州の古賀徹志常務は「生活の足だけでなく、たくさんの観光客にも利用してほしい」と話した。