【動画】伊勢神宮でお白石持行事 |
三重県伊勢市の伊勢神宮で、20年ごとに社殿などを一新する式年遷宮を今秋に控え、新正殿の白い敷石を市民らが奉納する「お白石持(しらいしもち)行事」が26日始まった。9月1日までの計22日間、77の地元奉献団約15万7千人、全国の神社関係者約7万3千人が参加する。
伊勢と出雲の遷宮特集はこちら内宮と外宮の正殿は、日ごろ四重に囲まれた板垣越しにしか見られないが、この行事に限っては市民らが間近に近づくことができる。初日は地元の9奉献団の人たちが、ヒノキの柱が光沢を放つ内宮の新正殿前でひざまずき、白い布に包んだ白石を丁寧に置いていった。
約550年前の文献に記録が残る歴史があり、市の無形民俗文化財に指定されている。8月17日から始まる外宮のお白石持行事も含めて、週末から週明けにある。10月2、5日の神体を移す「遷御(せんぎょ)」で、遷宮は最高潮を迎える。
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〈お白石持行事〉 式年遷宮で新正殿の白い敷石を奉納する行事。用材を運び入れる「お木曳(きひ)き」とともに、神領民が年貢を免れる代わりに担った労働奉仕だったが、時代とともに祭り色が濃くなった。石は石英系の乳白色、握りこぶし大で、宮川流域で集める。雨による浸食や草木が生い茂るのを防ぐためとされる。