兵庫県宝塚市役所が放火され、職員と市民計5人が負傷した事件で、神戸地検は、無職高橋昭治容疑者(63)を殺人未遂罪で起訴する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。勾留期限の2日、現住建造物等放火罪に加え、殺人未遂罪で起訴する方針。調べに対し、高橋容疑者は黙秘しているという。
高橋容疑者は7月12日、宝塚市役所1階の市税収納課で、ガソリンを入れた火炎瓶2本をカウンター越しに投げつけるなどして放火。職員らに取り押さえられ、現住建造物等放火容疑で現行犯逮捕された。
捜査関係者によると、高橋容疑者は火炎瓶を職員に投げつけたうえ、カウンター周辺にポリタンクのガソリンをまいて燃え広がらせており、「誰かが死んでもかまわない」という未必の殺意があったと判断したという。市によると、高橋容疑者は市税を滞納。自宅マンションや銀行預金を市に差し押さえられたことに再三、不満を訴えていた。