東京電力は1日、福島第一原発から高濃度汚染水の海への流出を止めるために、護岸近くの地中に作っていた遮水壁工事の1列目が完了したと発表した。今後、海の潮位と護岸の地下水位などを調べ、流出が止まったか確認する。
工事は7月8日に開始。1、2号機タービン建屋東側の護岸近くの地下に、長さ約90メートルにわたって水ガラスを地下2〜16メートルの深さまで注入して固めた。この部分で、護岸と海の間が遮断されたことになるという。
東電は、遮水壁に隙間がないよう、同様の壁を建屋側にもう1列、今月10日ごろに完成させる予定だ。ただ、地下水位が高まっており、汚染水が遮水壁を乗り越えて海へ漏れ出るおそれは残っている。