【西川迅】東京電力は1日、福島第一原発2号機海側の配管用の坑道から採取した水から、最高で1リットルあたり計9億5千万ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。原発事故直後に流れ込んだ数値よりも濃度が下がっているものの、いぜんとして高濃度汚染水がたまったままになっていることが改めて確認された。
福島第一原発では各号機のタービン建屋から海側に向け、電源ケーブルを通したり配管を収容したりするためのコンクリート製の坑道が地下に延びている。
東電によると、2、3号機の配管用坑道の竪坑で7月31日、水深1メートル、7メートル、13メートルの各水位で汚染水を採取して調べた。このうち2号機では、水深13メートルで1リットルあたり放射性セシウム134が3億ベクレル、セシウム137が6億5千万ベクレルを検出した。ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質は5億2千万ベクレル。水深が深いほど汚染濃度が高くなる傾向だった。3号機でもセシウムが最大3900万ベクレル検出された。