【大野博】福岡県那珂川町の児童自立支援施設「県立福岡学園」が2011年〜12年に、無断外出などをした入所少年に「特別指導」として深さ2メートル以上の穴を掘らせるなどしていた問題で、1時間を超えるランニングをさせたケースも10件あったことが、県の審議会部会の調査で分かった。殴るなどの体罰も少なくとも7件確認された。
問題を調べている県社会福祉審議会の部会が2日、県に提出した中間報告によると、ランニングのうち2件は2時間以上だった。体罰は「こぶしで殴る」「平手打ちする」のほか、「バットで頭を軽くたたく」も2件あったという。深さ2メートル以上の穴を掘らせたケースは計7件だった。
報告はこれらの行為について「懲戒権の乱用」と認定。「苦痛を負わせることを目的とした懲罰的指導は適切ではない」とし、早急な改善を求めた。
福岡学園の小寺高文園長は「大変遺憾で、心からおわびする。報告を重く受け止め、学園を立て直していきたい」と話した。