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携帯メールに「本番」の文字 判定会長「監視生きた」

2009年8月12日6時36分

 静岡県内を襲った震度6弱の地震。2時間後の午前7時過ぎには「東海地震観測情報」が初めて発表され、さらに同8時には、東海地震との関連を検討する、臨時の「地震防災対策強化地域判定会」打ち合わせ会も初めて開かれた。気象庁には100人を超える報道陣が集まるなど、一時は張りつめた雰囲気だった。

 午前11時20分。会議を終えた阿部勝征・判定会会長らが会見。「今回の地震は想定される東海地震に結びつくものではない」とのコメントを出した。

 阿部会長は「規模の大きな地震が起きた後に前兆滑りが誘発されて、その前兆すべりが想定東海地震につながるのではないかという最悪のシナリオを懸念していた」とほっとした表情を見せた。

 この日、地震の発生直後に阿部会長に届いた携帯メールには、「本番」の文字があった。「過去三十数年間、このような会議がいつ開かれるかと、みなさん関心があったことと思います。今まではずっと『訓練』だった」

 そう言った阿部会長は初めての「本番」を終えた感想を問われ、「三十数年間、毎月の定例の打ち合わせ会で通常の変化を確かめてきた。大きな動きが起きた時に、普段の監視の結果が本番に生かされたと自負している」と語った。

 東海地震をすぐにもたらす不安は消えた。気象庁の横田崇・地震予知情報課長は、一連の作業について「より円滑によりスピーディーにできるよう、改善に努めたい」と話した。

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