【動画】福島県で早場米の収穫始まる/会津坂下町 |
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東京電力福島第一原発の事故の影響が直撃した福島県で22日、早場米の収穫が始まった。この日に刈り取ったコメは県が放射性物質を検査し、月末にも出荷の可否が判明する。早場米でも国の基準値を超えると、水田がある地域全体ですべてのコメの出荷が制限される。農家は不安を抱え、検査結果を待っている。
原発から100キロ以上離れた会津坂下(ばんげ)町の水田。この日午後、農業生産法人を経営する猪俣泰司さん(61)は、作業員が35アールの水田で早場米「瑞穂黄金(みずほこがね)」を収穫する様子を見守った。
「いつもなら収穫が楽しみなのに、今年はそんな気持ちになれない。良い結果を早く知りたい」
県が検査する早場米は21市町村の52.9ヘクタール分。その後、9月上旬から、主力のひとめぼれやコシヒカリなど一般米の検査が始まる。
同県の早場米の作付面積は全体の約0.1%。県独自の判断で、出荷の申請があったすべての農場で検査する。ここで放射性セシウムが基準値(1キロあたり500ベクレル)を超えると、合併前の旧市町村単位で、この秋に収穫される一般米も販売できなくなる。
県の担当者は「心苦しいが、早場米で放射性物質が検出されれば、同じ地域の一般米でも出ると考えられる」と説明する。早場米が基準値以下だった場合でも、一般米については国が定めた収穫前と収穫後の2段階で検査し、出荷の可否を判断する。