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20年以上もマルミミゾウと思っていたら…徳山動物園

2009年9月5日6時59分

写真:長年「マルミミゾウ」として親しまれてきたマリ。手前はまどさんの石碑=1日、山口県周南市の徳山動物園、斎藤写す長年「マルミミゾウ」として親しまれてきたマリ。手前はまどさんの石碑=1日、山口県周南市の徳山動物園、斎藤写す

 山口県周南市の徳山動物園で、国内ではほとんど飼育されていないマルミミゾウとして20年以上親しまれてきたメスのマリが、最新のDNA鑑定の結果、実は一般的にアフリカゾウといわれるサバンナゾウだったことがわかった。童謡「ぞうさん」の作詞で知られるまど・みちおさんの作品にもマルミミゾウとして登場する人気者だけに、同園も困り顔。飼育場の掲示からはすでにマルミミゾウという記述を削除した。

 マリは81年、同園が購入して西アフリカから運ばれてきた。当初はアフリカゾウとして展示していたが、成長しても体が大きくならないため、上野動物園(東京)に相談。より小柄なマルミミゾウと呼んでも差し支えないとの回答を得たという。

 現在は肩までの高さが約2.2メートルあるが、メスでも3メートルはあるサバンナゾウとしては小柄だ。ひづめの数もマルミミゾウと同じでサバンナゾウより多い。外観はマルミミゾウそのものだという。

 20年以上マルミミゾウとして展示され、飼育場の前には同市出身のまど・みちおさんが94年に即興で作った「とくやまの まるみみぞうさん まあるい おみみで」で始まる詩の石碑もある。

 ところが、東工大などの研究者グループがゾウの遺伝子研究の一環としてマリのDNA解析を進めたところ、今年になってサバンナゾウであることが確定したという。

 徳山動物園の関係者は「せっかくマルミミゾウとして詩を書いてもらったのに複雑な気分」と話している。(斎藤靖史)

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