早場米の出荷が始まっている福島県で、矢祭町と会津坂下(ばんげ)町で収穫されたコシヒカリなどの一般米の出荷も可能になった。17日に発表された放射性物質の検査結果で、両町の一般米からは放射性物質が検出されなかったため。東京電力福島第一原発の事故後、同県産の一般米の出荷ができるようになるのは初めて。
一般米の検査は収穫前に放射性セシウムによる汚染の傾向をつかむ予備調査と、収穫後に出荷の可否を判断する本調査の2段階。本調査のすべての検査地点で国の基準値(1キロあたり500ベクレル)を下回った市町村に限り、その市町村からの出荷が可能になる。
検査は原発事故で作付けが禁止された双葉郡などを除く48市町村で実施。これまでの予備調査ではほとんど検出されず、1キロあたり200ベクレルを超えると本調査で重点的に調べるが、この日まで超えた例はない。
この日の発表で、矢祭町と会津坂下町については県内で初めて全地点の検査結果が出そろった。矢祭町では6地点、会津坂下町では17地点で検出されなかった。