2009年9月29日13時18分
トキ2次放鳥で仮設ケージが開けられ、最初のトキ1羽が飛び立った=29日午前10時45分、新潟県佐渡市、代表撮影
新潟県・佐渡島で29日、国の特別天然記念物トキ20羽の放鳥が試みられた。午前10時半、20羽が約1カ月間飼育されたケージの出入り口のネットが開かれると、約15分後に雄1羽が、午後1時すぎに別の雄1羽が飛び立った。環境省は放鳥後のトキが群れをつくり、佐渡島に定着、繁殖することを期待している。
昨年9月に10羽を放したのに続き2度目。前回は1羽ずつ木箱に入れて放したが、雌4羽が日本海を飛び越えて本州に渡り繁殖に失敗、専門家から放鳥時のストレスが原因と指摘された。今回はストレスを与えないよう、自然に飛び立つのを待つソフトリリース方式を採用した。
現在、島内で雄4羽、本州で雌3羽の生存が確認されており、今回の放鳥が順調にいけば計27羽が野生に生息することになる。同省は2015年をめどに60羽を定着させる計画だ。(高橋淳)