【動画】名古屋港水族館で繁殖期=鈴木祥孝、半田尚子撮影 |
名古屋港水族館(名古屋市港区)では、日本とは季節が逆の南半球の生き物を中心に、繁殖の季節を迎えている。この時期独特の変わった行動も観察できる。
●万引き常習犯
アデリー、ヒゲ、ジェンツー。3種類のペンギンは南極出身だ。水族館では南極・昭和基地の気象データを基に、ペンギン用の飼育・展示室内の点灯時間を決める。「日照時間」を南極と合わせ、自然界と同じにする。室内は「春」を迎え、巣作りが始まった。
午前の食事の時間。飼育係が小魚の入ったバケツを持って室内に入ると、ペンギンが群がる。それを横目に、1羽のジェンツーペンギンが近くの巣から小石をくわえ、自分の巣へと持ち帰った。
巣作りに使う小石の確保は競争だ。他の巣から盗むこともしばしば。カップルで石泥棒を繰り返す強者もいる。見つかれば威嚇し合うなど「隣人トラブル」にも発展する。石泥棒は南極でも見られる習性で、水族館では12月末ごろまで見ることができる。