岩手県沿岸部で復旧工事中の三陸鉄道(宮古市)は10日、宮古―小本(岩泉町)間を走る貸し切り列車の中で取締役会を開いた。同社の路線は今も4割が運休中。被災地見学ツアーや被災レールの販売など、社を挙げて収入確保に努めていて、今回は車両のユニークな使い道をPRした。
震災発生直後、宮古駅停車中の車両を災害対策本部にし、社長以下幹部も泊まり込んだが、車内での取締役会は震災後は初めて。テーブルやスライド映写機を持ち込み、車窓から沿線の復旧状況を眺めながら、上期営業報告などを議論した。
同社は2014年4月の全面復旧をめざし、国費約110億円を投じて復旧工事中だ。