高知県土佐市宇佐町の沖合約40キロで、ニタリクジラがイワシの群れを捕食する様子を7日、名古屋市立大学講師の金沢智さん(53)が撮影した。巨体を横に倒して大きな口で水面近くの群れを丸のみし、白いクジラひげもはっきり見える。
写真は、金沢さんが友人らと漁船をチャーターし、ニタリクジラを観察していた時に撮影したもの。午後3時ごろ、複数いたクジラのうち1頭が尾ひれを立て、イワシの群れを囲むように体を丸め、波しぶきが上がったと思ったら、あっという間に丸のみしたという。
ニタリクジラは全長約13メートル、体重は約13トン。ややスリムでフジツボなど付着物もなく「海の貴婦人」と呼ばれている。土佐湾は冬でも水温が高く、暖かい海を好むニタリクジラが一年中、生息しているといわれている。