【動画】大槌川支流に遡上したサケ=葛谷晋吾、金川雄策撮影 |
【東野真和】岩手県大槌町を流れる大槌川支流の源水川に、サケの群れが遡上(そじょう)し、町民を喜ばせている。
市街地に近い産卵場所として知られる川に戻って来たサケは、背びれが水面に出るほどの浅瀬もお構いなく次々と上っていく。
源水川は、津波に押し流されたがれきや土砂で埋まっていたが、自衛隊やボランティアの懸命の清掃で、今は少しゴミを残す程度に。希少種の淡水型のイトヨも再び繁殖し始め、この夏には蛍が舞った。
地元に住む戸澤一美さん(57)は「きれいにしてくださった全国のみなさんに見せたい。サケは震災を知らないだろうが、よく戻って来た」。ただ、震災時、放流前に稚魚が流されてしまった影響が来年から出るかもしれず、「サケはしばらく見られないかも」と話していた。
大槌湾で再開した定置網漁でも、10日ごろから本格的にサケがかかり始めた。