途中で充電せずに東京―大阪間を走る予定の電気自動車=舘内さん提供
電気自動車(EV)で、途中で充電せずに東京―大阪間560キロを走りきろう――。こんな試みに、自動車評論家で市民団体「日本EVクラブ」代表の舘内端(たてうち・ただし)さんらが挑戦する。成功すれば、公道での連続走行で世界最長記録になる見込みで、ギネスブックにも申請する。
EVは走行中に二酸化炭素(CO2)を排出せず、次世代自動車として普及が期待されているが、電池の能力に制約され、1回の充電で走れる距離はガソリン車より短いとされる。世界初の本格的な量産型EVとして7月に発売された三菱自動車の「アイミーブ」は160キロ。舘内さんによると、実験車の記録でも400キロ程度だという。
舘内さんらは、自動車メーカーなどと協力して、市販のガソリン軽自動車を改造。モーターと、高価だが性能の高い電池を床下などに積み、最高速度140キロ、計算上は最長で約700キロを連続して走れるEVを作った。
「東京〜大阪 途中無充電の旅」と銘打って、11月17日午前4時ごろ東京・日本橋(にほんばし)を出発。東名高速と一般道を使って、同日夕には約560キロ離れた大阪の日本橋(にっぽんばし)に到着する計画。伴走車から撮影した映像をインターネットで中継することも計画している。
舘内さんは「EVの可能性に夢を持ってもらうと同時に、日常生活では走行距離が何キロあれば十分なのかを考えてもらう機会にしたい」と話している。(高山裕喜)