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【編集委員・中島隆】覚えているだろうか。ご当地グルメの祭典「B―1グランプリ」で昨年、4位に入った男たちを。東京電力福島第一原発事故で故郷を追われながら、各地のイベントで「なみえ焼(やき)そば」を作り続ける福島県浪江町の面々だ。あれから1年。それぞれの道を模索しながら、20、21日に北九州市で開く今年の大会に挑む。
■風化させぬ使命感
赤が基調のジャケット。黒い帽子の上には焼きそばの模型。そんないでたちの「浪江焼麺太国(なみえやきそばたいこく)」の太王(だいおう)はずっと、今年のB―1出場を見送るつもりだった。
〈昨年4位になれたのは、会場に来てくれた民たちが、故郷をあきらめず暮らしを取り戻して、と応援して下さったからである〉