【動画】海面彩るノリ網 有明海で種付け始まる |
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【三輪節生】全国一のノリ産地・有明海で16日早朝、ノリ養殖の種付け作業が始まった。7月半ばの九州北部豪雨では、大量のごみや流木が海に流出。ノリ養殖への影響が心配されたが、ほぼ例年通りの解禁となり、海面は緑や紫などの色とりどりの網で彩られた。
種付け作業は、ノリの胞子をつけたカキ殻を養殖用の網につるし、25〜30枚重ねて海中に立てた支柱に結んで海に浮かべる。福岡県側はこの日午前6時、網を満載した漁船が各漁港を一斉に出発。割り当てられた漁場で、漁民の家族やグループが忙しく網を張った。ノリは約1カ月後に長さ約20センチに成長する。その後、摘み取られて乾燥・加工され、板ノリなどになる。
福岡県水産海洋技術センター有明海研究所によると、海水温や適度の栄養塩などノリ養殖の条件は整っている。ただ、豪雨の影響や有明海の環境異変で、ノリの色落ちを引き起こす植物プランクトンをえさにしている二枚貝が減っているのが気がかりだという。